日本のWordCampで初めての試み!コントリビューターデイってなんだ?

みなさん、こんにちは!
WordCamp Kansai 2014(ワードキャンプ関西2014)のコントリビューターデイ世話役の宮内です!

今回開催されるWordCamp Kansai 2014(ワードキャンプ関西2014)は、これまでの日本国内のWordCampとは違い二日間にわたって開催されます。
そしてこの2日目はコントリビューターデイという日本で初めての試みに挑戦します。

日本で初めてということで、多くの皆さんがコントリビューターデイって何?って思ってらっしゃいますよね?
そこで今回の記事ではコントリビューターデイについて説明しましょう!

WordCamp_Kansai_2014___知識と経験の灯をわかちあおう

コントリビューターデイって?

コントリビューターデイってどういう意味でしょう?
辞書で調べるとContributorには以下のような意味があるようです。

  1. 寄付者、貢献者
  2. 原因物質
  3. 年金掛金拠出者

原因物質とか年金掛金拠出者ってなんか違いますよね。まあそういう方も中にはいらっしゃるかもしれませんが。笑
というわけで正解は1の「貢献者」ですね。

では、「貢献者の日」ってなに?

決して貢献してる人たちを崇め奉って敬礼をしましょうとかそういう意味ではありません。
当日参加した皆さんで「貢献者」になりましょうって言うのがコントリビューターデイなんです。

WordPressプロジェクトは、単にプログラマーだけでなくドキュメントを書く人やフォーラムに回答する人、テーマやプラグインの翻訳をする人など、すごく大勢の人がコラボレーションすることで、現在のような巨大なコミュニティとなりました。

コントリビューターデイは、実際に手を動かすことを通してこのコミュニティを中心になって支えてくれる人たちを育てちゃおうっていうイベントなんです。

昨年のWordCamp SFでのコントリビューターデイの様子
昨年のWordCamp SFでのコントリビューターデイの様子

貢献のカタチいろいろ

多くの人たちは、WordPressに具体的に貢献するのって難しそうって感じてると思います。
はい、たしかに色々なツールを使いこなす必要があって、それら全てをマスターするのは大変です。
でも、ひとつずつ増やしていけば、それほど難しくはありません。

フォーラムに回答しよう!

WordPressコミュニティのお母さん的な役割を果たしているのはフォーラムです。
フォーラムのルールを覚えて、みんなでフォーラムに答えてみましょう。
フォーラムへの回答は、コミュニケーション能力の向上やスキルアップに役立ちます。

また、テーマやプラグインにレビューをつけてあげたりバグ報告をしてあげるのも立派な貢献です。
テーマやプラグイン作者はレビューをつけてくれた人のことを意外と覚えていて、アップデートの時に思い浮かべたりすることも少なくありません。

Codexの翻訳

英語版のCodexを日本語に翻訳しましょう。
ドキュメントの翻訳は、WordPressをより深く理解するのに大いに役に立ちます。
この作業はとっても人出が不足していますので、ひとりでも多くの方が参加してくれると超たすかります!

プラグインやテーマを翻訳しよう!

WordPressの国際化は数多くのオープンソースプロジェクトで採用されているGettextを使用しています。

これはGIMPなどのGUIアプリケーションを含めた世界中のあらゆるプロジェクトで採用されている技術なので、他のプロダクトの日本語化に参加するための貴重な第一歩になります。

また、海外のテーマ作者さんやプラグイン作者さんたちとの交流は、それだけでとてもエキサイティングな体験になります。

さらに言えば日本語は奥が深いです。

  • お金を下さい。
  • お金を入れてください。

この違い分かりますか?
翻訳をきわめることは文章のライティングテクニックの向上に必ず役立つと思います。

プラグインやテーマを公開しよう!

みなさんがこっそり隠し持ってる(笑)自作のプラグインやテーマを公開してみませんか?

成果物をオープンソースで公開することは、メンテナンスコストを下げると同時にメンテナンスに関わる人たちを最大化できるという大きなメリットがあります。
また、フィードバックやユーザーとのディスカッションによって効率的にスキルを上げることができます。

それに世界中の数万〜数千万ものウェブサイトでみなさんの成果物が使われるのって、すっごく素敵だと思いませんか?

WordPressコアに貢献しよう!

これは最もハードルが高い貢献方法の一つになりますが、WordPress本体を改善するためのパッチを送ったり、ユニットテスト用のテストコードを送ったりすることもできます。

Tracの書き方の作法やパッチの作り方、テストの方法など覚えるべきテクニックがたくさんありますが、世界中の7千万サイトで使用されているWordPressに直接貢献できることは、みなさんにいろんなものをもたらしてくれると思います。

なお、コアへの貢献については最低限ターミナルでのコマンド操作に慣れている方でSubversionを使える方限定とさせていただきます。

その他

みなさんが参加できる貢献方法はほかにもやまほどあります。

Make WordPressのサイトでたくさん紹介されていますので、ぜひ見て下さい。

make

どんな人が参加できるの?

どなたでも参加できます。
パソコンとマウス、キーボードが使えるなら、どなたでも何らかの貢献をすることが可能です。
ただし、内容によっては事前に知っておいていただきたいスキルがありますので、何ができるかは当日一緒に考えましょう。またこの公式サイトブログでも事前準備が必要なものに関してはお知らせしたいと考えています。
コントリビューターデイ当日には、日本国内の優秀なWordPressハッカーや、海外からWordPressコア開発者が参加します。

なるべく初心者の方でもわかるように各種ツールの使い方などを親切に説明させていただきます。
なのでなので、強いて1つ条件をあげるなら、続ける意志のある方!そういう方であれば大歓迎いたしますので、当日みなさんにお会いできることをめっちゃ楽しみにしています!

日本のWordCampで初めての試み!コントリビューターデイってなんだ?」への2件のフィードバック

コメントは停止中です。