のぞいてみよう!コントリビューションスタジオ

広報チームの福井 洋です。
みなさまはWordCamp Kansai 2015のタイムテーブルは、もうご覧になられましたか?今年の特徴はいくつかの部屋にわけて、セッション、ハンズオンなどを1日目から2日目まで同時並行にしているところです。

そのタイムテーブルに、コントリビューションスタジオという部屋を用意しています。この部屋は何をするところでしょうか?まずは、コントリビューションという言葉の意味から考えてみましょう。
のぞいてみよう!コントリビューションスタジオ

コントリビューションとは?

そもそもWordPressの日本語コミュニティで、コントリビューション(Contribution)とは「参加・貢献」と訳されます。WordPress.org日本語サイトにある一文が、その意味を的確に表現しています。

WordPress はオープンソースのユーザー主導のプロジェクトであり、開発の方針や機能の改善はあなたのようなユーザーの参加によって決定されていきます。

WordPressプロジェクトには、開発者から一方的に提供されるシステムやマニュアルは存在しません。ユーザーのみなさまからの協力があって、はじめて成り立つプロジェクトなのです。

具体的には、同じくWordPress.org日本語サイトに「日本語でできる WordPress への貢献」 として、10の項目が挙げられています。中でもWordCamp Kansai 2015で期待されるコントリビューションは、次の5つです。

  • フォーラムに回答
  • Codex翻訳
  • プラグイン・テーマ翻訳
  • プラグイン・テーマ作成
  • WordPressコア

ちょっとカタイ言葉が続きましたが、むずかしく考える必要はありません。WordCamp Kansai 2015のコントリビューションスタジオには、みなさまのコントリビューションを助けてくださる、世話役や仲間たちがいるからです。

翻訳のコントリビューション(1日目)

1日目はコントリビューションのテーマを翻訳にしぼり、世話役の方といっしょに2つのハンズオンを行います。

踏み出してみよう!翻訳の第一歩

WordPressの翻訳と一口に言っても、はじめての方にはどこからどう手をつけていいのか、分からないことが多いと思います。そこで、このハンズオンでは翻訳プロジェクトの参加方法から、テーマとプラグインの翻訳までをご説明します。翻訳ツールであるPoeditを使いながら、みなさんに実際に翻訳作業を体験してもらうところまでが目標です。

Codexを翻訳しようぜ

Codexとは、オープンソースブログツール・CMS WordPress の公式オンラインマニュアル(ドキュメント)です。といっても、このマニュアルを編集するために特別な資格は必要ありません。だれでも参加して、編集することができます。このハンズオンでは、WordPressに関するWikiのアカウントを取得することからはじまって、英語版のCodexを日本語に翻訳する作業を行えるようになることが目標です。

※それぞれのハンズオンを行うにあたって、事前準備が必要となります。詳しくは参加してみよう!ハンズオンの記事をご覧ください。

コントリビューターデイ(2日目)

1日目に習得した知識や、体験した作業にもとづき、参加者のみなさまがご興味のあるテーマを選んで、コントリビューションしていたただきます。一人でもくもくと作業をしても構いませんし、気の合う方同士で一緒に作業をすることもできます。

スタジオ内では経験豊富なコントリビューターの方が、巡回されています。もし途中で分からないことがあれば、ぜひ質問してみましょう。

WordPressの世界をのぞいてみよう!

いずれもイベントの中で、他の人とリアルに行うコントリビューションです。同じテーマについて興味を持つ方と一緒に作業をすれば、WordPressとその周辺技術に関するお話が広がるかもしれません。

「どうしようかな…」と迷っている方、一度コントリビューションスタジオをのぞいてみてください。今まで見えなかったWordPressの世界がきっと見えますよ!

参考サイト・ページ
WordPress Codex 日本語版
WordPress 日本語 WordPress への参加・貢献
日本のWordCampで初めての試み!コントリビューターデイってなんだ? | WordCamp Kansai 2014